MICRO END 精密根管治療

精密・繊細に行う歯の根の治療

「根管（歯の根）」とは歯の神経や血管が入っているパイプ状の組織です。むし歯の感染が神経に及んだ時は、根管内部に起こっている感染を除去し、洗浄後に薬剤を入れて密閉する「根管治療」が必要となります。 根管は複雑に曲がりくねっていたり、枝分かれしていたりすることが多く、1ヶ所ごとに形状が異なる特徴を持っています。そのうえ非常に細いので肉眼で内部を見ることもできませんから、難易度が高い治療です。
当クリニックでは、マイクロスコープやニッケルチタンファイル、ラバーダムなどを使って、精度が高く再発リスクが少ない「精密根管治療」を提供しています。

歯を残す大切さ

健康な歯を長く守るために、当クリニックでは「歯をできるだけ残す」ことを大切にしています。歯を失っても入れ歯やインプラントといった補う手段はありますが、生まれ持った天然歯には及びません。ではなぜ歯が必要なのでしょうか。実は歯は、ご飯を食べる以外にも様々な役割を持っています。例えば会話をする時に、歯がないとうまく発音ができないといった障がいが出ます。それ以外にも歯は、正しい噛み合わせで咀嚼することで認知症予防、老化予防の役割も果たすのです。どんなに治療技術が発達し、様々な素材を使えるようになっても生まれながらに持っている天然歯に勝るものはありませんので大切にしましょう。

精密な治療を実現する当クリニックの取り組み

マイクロスコープの使用

マイクロスコープは、治療や検査したい部位を数十倍に拡大して見ることができる設備です。根管は細いので内部を肉眼で見ることはできませんから、マイクロスコープが登場する以前は、歯科医師の勘や経験値で治療を進めていました。しかし、マイクロスコープがあれば、画像を確認しながら確実に感染を除去することができるので、再治療のリスクを大きく低減することができます。

ラバーダムによる防湿

根管治療は感染を取り除くことを目的としています。しかし、治療部に唾液が流入すると、お口の中にいる細菌による再感染が起きます。当クリニックはラバーダムというゴム製の膜で治療部位の周辺をカバーすることで、リスクの少ない根管治療を進めていきます。

キツツキコントラの利用

キツツキコントラは、ピストン状の動きを高速で行うことで、根管内部の清掃を効率化してくれる機器です。根管治療の精度が大きく上がるうえに、歯科医師にとっては扱いやすいなど、多数のメリットを持っています。さらに、キツツキコントラを使うことで治療時間を短くできるので、患者様の身体的負担を少なくできる利点もあります。

ニッケルチタンファイルの導入

根管内部の感染を除去する際には、「ファイル」という細長い針状の器具を使います。ファイルはステンレス製のものもありますが、ニッケルチタン製のファイルは柔軟性が高いので、複雑な形状の根管にも追従できます。単価としてはステンレスファイルより高価なのですが、治療の精度を向上するために、当クリニックの精密根管治療ではニッケルチタンファイルを採用しています。

精密根管治療のメリット・デメリット

• メリット

  • 歯を残せる可能性が生まれます
  • むし歯の再発防止に繋がります
  • 噛む感触も天然歯と近くなります

• デメリット

  • 複数回ご来院いただく必要があります
  • 歯の根が複雑な場合治療が難しくなります

精密根管治療の料金

※料金は税込み価格です
※CT撮影料を含みます
※別途被せ物の費用がかかります